エスカレートする嫌煙運動
ここまでタバコの害は本当なのかについて話してきたわけですが、どんどんエスカレートする一方の嫌煙運動についても考えてみましょう。
言ってみれば、どうして喫煙者の権利までを脅かすのでしょうか。大ヒットしたアニメの映画「風立ちぬ」の描写の中で喫煙シーンが多いということで、ある嫌煙団体がクレームをつけてきました。これは皆さんの記憶にも新しいと思います。このクレームにはさすがに表現の自由にまで干渉しているとして非難の声が上がったのですが、嫌煙運動という御旗の元でエスカレートぶりが止まらないわけです。
実はこの嫌煙運動というのは歴史的にも繰り返しており、何と江戸時代から明治時代までに日本でも禁煙令が100回以上も出されたそうです。しかし、毎回自然消滅したのです。では今回もいつか沈静化するのでしょうか。今や、国や自治体でもいろいろ規制を強化しようとしており、タバコを吸える場所がどんどん狭められている状況です。
しかし、どうしてこんなに嫌煙運動がエスカレートしているのでしょう。当然ですが、タバコは体に悪いという前提があります。受動喫煙防止も大きな理由になっています。確かにひとつの論理ですが、これもアテにならないわけで、受動喫煙と肺がんなどは、疫学調査データはありますが、実は正反対のデータもあるのです。
ＷＨＯが封印したデータもあるのです。つまり因果関係は証明されていません。受動喫煙が問題なら、完全分煙にすればいいのです。吸わない人は吸わなければいいのですが、吸いたい人に吸わせないようにするのはどうなのでしょうか。